英語も腹立たしい

西洋言語ネイティブの人からすると日本語は腹立たしいようですが、英語だって腹立たしいと感じるときがあります。

◆ぱっと見て重要な用語が分からない
基本的に一種類しか文字セットがないので、字面にメリハリがありません。初めて読む文章や、初めて特定の分野を勉強するときはよいのです。日英どちらにしても、じっくりと目を通しますから。ところが、この文章のどこかにあの記述があったと思って探すときに、英語の文面は変化に乏しく、とても見つけにくい。自分が書いた文章でもそうですから、理解力の差の問題ではないと思います。単純に、英語は日本語よりも視覚的にのっぺりしています。カラー印刷とモノクロ印刷の違いに似て、おなじ紙面を見ていても目に飛び込んでくる情報量が違うと思います。

◆英語は場所をとりすぎる
データベースをよくつくるのですが(といってもFileMaker Proでですが)、英語情報は英語名フィールドでつくれば合理的と考え、そうしてみたことがあります。ところが、英語は場所を取り過ぎて実用的ではありません。絵のようにして意味を伝えるともいえる漢字は、小さなスペースにたくさんの情報を詰めることができて便利です。ExcelやXmindにプロットするときも同じです。

◆頭字語が分からない
上の項目と関連しますが、英語は場所を取りすぎるので、どうしても、各単語の頭文字だけを取って大文字にして連ねた頭字語が増えてしまいます。nuclear magnetic resonance をNMRと書くたぐいです。書いた直後はよいものの、しばらくすると、何の頭字語だったかを自分でも忘れています。しかも、英文字そのものには意味がないのでヒントにならず、思い出せません。ふと手に取った文面にSMBCとかSLBMとあっても、ぱっとは分かりません。GOPもアメリカに住んでいると常識なのかもしれませんが、そうでなければ分からない人が多いのではないかと思います。

ということで、大きな紙面やスプレッドシートになるようなまとめ作業は、たいがい日本語になってしまいます。WordやWindows OSの表示もしかり。ぜったいにそのほうがコンパクトに、ぱっと見て分かりやすいためです。日本語は身につけるのは大変(らしい)ですが、身につけてしまえば、かなり便利な言語なのではないかと思います。

ただ、TradosとmemoQのインターフェースだけは英語表示にしています。これはまた少し別な問題で、日本語訳よりも、原語にちかい英語訳のほうが正確に分かりやすく仕上がっているような気がするためです。使い方調べやトラブルシューティングのときにも、英語のほうが情報量が多いようですし。

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